熊野古道とは?
梅干通販マルイチフーズの近くには、熊野古道という観光スポットがあります。熊野古道は、中世以来紀伊半島の南に位置する熊野三山「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の三社からなり、熊野参詣道「中辺路(ナカヘチ)」によって相互に結ばれています。熊野の三神は、本来は別の神であったとされ、それぞれを熊野に坐神(家津御子神)、熊野速玉神、熊野牟須美神(あるいは夫須美神と呼ばれていました。平安中期以降、三神を相互に祀り合う形で一体化し、ここに仏教色も加わり、「熊野三山または熊野三所権現」と呼ばれるようになりました。
この「熊野古道」が通る一帯は、いまでも手つかずの自然が多くのこる環境で、昔から、神々が宿る特別な地域と考えられていました。神道や仏教、さらには修験道や真言密教などというまったく違ったものを、さらに老若男女、区別することなく受け入れ、そのまま今世紀まで参詣道として歩き続けられてきた。また、「奥の細道(東北~中部)」「中仙道(信州~中部)」とともに、日本三大古道の一つでもあります。
熊野古道は、京都を出発点に大阪府内、和歌山県の田辺市付近まで縦断する「紀伊路」、そこから熊野三山まで海岸線を往く「大辺路」、紀伊半島を横断する「中辺路」があり、高野山と本宮をつなぐ「小辺路」がある。また、本宮大社と速玉大社をつなぐ「熊野川」も信仰の対象とされていました。
当時、熊野詣でをする前には、精進所を選定してふつう7日間の精進潔斎をしました。
熊野12権現の中に「若一王子」といって天照大神が祀っていますが、これは熊野三山の最初の祭神である伊邪那岐・伊邪那美2神の子供の神ということで「王子」といいます。 また、神仏習合の上から、仏教語の「童子」に対する神道の言葉として「王子」を用いたものとも言われています。 |
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熊野古道へのアクセス
最寄り駅は、JR新宮駅または紀伊田辺駅です。それぞれの駅から、熊野交通バス、奈良交通、または龍神バスが運行していますので、電車でお越しの際はバスをご利用ください。湯の峰温泉をはじめとする各温泉や、熊野本宮大社前など、それぞれに下車できます。 |
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■大阪方面から
[鉄道&バス]
・新大阪駅からJR紀勢本線(きのくに線)にて新宮駅下車(特急オーシャンアローで2時間45分)。駅前からバス(熊野交通バスまたは奈良交通バスまたは明光バスの熊野古道スーパーエクスプレス)で本宮町に至る。
[車] ・大阪環状線松原方面~西名阪~柏原IC~国道165号~五条~国道168号。十津川村を経て本宮町に至る。
■名古屋方面から
[鉄道&バス]
[高速バス]
[車] |